夏になると一気に伸びる雑草。
庭や畑で使う草刈機を買いたいけど、
「草刈機の使い方がよくわからない…」
「どれを購入すればいいかわからない…」
「安全に使えるのか心配…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
草刈機のよくある悩み
- 草刈機の使い方がわからない
- どの草刈機がいいかわからない
- 草刈り作業をもっと効率化したい
- 初めて草刈機を使うから心配
実は、草刈機は正しい使い方とちょっとしたコツさえ押さえれば、初心者でも安心して効率よく使うことができます!
草刈機の使い方は意外と簡単!
そこでこの記事では、草刈機の基本的な使い方や効率の良い草刈機の使い方、よくある失敗談など詳しく解説していきます。
✔︎この記事でわかること
・草刈機の使い方を知る前の基礎知識
・草刈機の基本的な使い方
・草刈機の使い方の注意点
・効率の良い草刈機の使い方
・草刈機の使い方でよくある失敗談
ぜひ参考にしてみてください!
草刈機の使い方を覚える前の予備知識

まず初めに、草刈機の使い方を覚える前の予備知識を3つにまとめました。
草刈機の使い方の前の予備知識
- 草刈機の種類
- 必要な服装・装備
- 草刈りに適したタイミング
この予備知識を知っておくと、自分に合った草刈機のタイプや、安全で効率の良い草刈機の使い方ができるようになります。
草刈機の種類を知っておこう
草刈機の使い方を覚える前にまずは、草刈機の種類を確認しておきましょう。
草刈機には大きく3種類あります。
- エンジン式
パワーが強く、広い庭や荒地向き。
燃料(混合ガソリン)が必要。
- 充電式(バッテリー式)
取り回しが良く、家庭用に人気。
騒音も少なめ。
- 電動式(コード式)
価格が安く軽量。
ただしコードの長さに制限あり。
まだ草刈機を購入していない方は、これらの種類を把握してから、自分に合ったものを選ぶと作業がぐっと楽になります。
必要な服装・装備
草刈機は刃を回転させるため、飛び石やケガのリスクがあります。
最低限、以下4つの準備が理想です。
- 保護メガネ(小石や草から目を守る)
- 手袋(振動や摩擦から手を守る)
- 長袖・長ズボン(肌の露出を防ぐ)
- 安全靴(飛び石や刃との接触を防止)
草刈りに適したタイミング
草刈りの効率や仕上がりは「いつやるか」で大きく変わります。
草刈りに適したタイミングで行うことで、体の負担を減らし快適に効率よく草刈りを行うことができます。
季節的なタイミング
- 6月〜7月(初夏)
梅雨の雨で雑草が急速に伸びる時期。
この時期に草刈りを行うことで、大きく生い茂るのを防げます。
- 9月〜10月(秋口)
雑草の生長速度が落ち、夏ほどの勢いがなくなる時期です。
この時期に刈り取ることで、伸びるエネルギーを抑えることができます。
- 11月〜12月(晩秋〜初冬)
枯れ草が多くなる時期。
枯れ草をキレイに取り除くことで、庭の景観を整えます。
時間帯のタイミング
- 午前中(7時〜10時ごろ)がおすすめ
気温が上がりきる前で体力的に楽。
草が乾いて刈りやすい。
- 夕方(16時〜18時)もOK
日光が弱まり涼しく作業できる。
暗くなる前に終えるのが前提。
天候のタイミング
- 晴れの日or曇りの日がベスト
涼しい晴れの日や曇りの日は体の負担が少ない。
雨の日は滑りやすく横転につながるだけでなく、故障の原因にも。
草刈機の基本的な使い方

草刈機を安全に使うためには、準備から動かし方まで順序を守ることが大切です。
この章では、初心者でも安心して実践できるように草刈機の基本的な使い方を詳しく説明します。
草刈機を使う前の準備
草刈機は刃物を高速で回転させる機械なので、準備を怠ると事故につながります。
まずは以下の4つをチェックしましょう。
- 燃料・バッテリーの確認
エンジン式なら混合燃料(ガソリン+オイル)が入っているかを確認。
充電式ならバッテリー残量をフルにしておくと安心です。
- 刃の点検
緩みや欠けがないか確認し、しっかりと固定されているかチェックします。
- 作業環境の確認
石・空き缶・枝などの異物を取り除きましょう。
刃に当たると飛び道具のように飛散して危険です。
- 服装の準備
サングラスやフェイスシールドで目を保護し、必要であれば耳栓で騒音対策をするのもおすすめ。
手袋と長袖・長ズボン、滑りにくい靴で体を守ります。
草刈機の始動の仕方
機種によって始動方法が異なるため、それぞれ自分が使う草刈機の始動方法を確認しておきましょう。
エンジン式の場合
- チョークレバーを「始動側」にする
- 燃料がキャブレターに回るようにプライマリーポンプを数回押す
- 本体をしっかり地面に置き片手で固定
- スターターロープを素早く引く
- エンジンがかかったら素早くチョークを戻す
充電式・電動式の場合
- バッテリーを装着、または電源コードを差し込む
- 安全ロックを解除し、スイッチを押して始動
草刈りの基本動作
草刈機の使い方は、ただ前へ突き進むのではなく、体の使い方にコツがあります。
- 持ち方
肩掛けベルトを使い、腰の位置で安定させるのがコツ。
腕だけで支えるとすぐ疲れてしまう。
- 姿勢
腰を少し落とし、背筋をまっすぐに。
腕だけで振らず、腰の回転で左右にスイングする。
- 刃の高さ
地面に軽く触れるか触れないかの高さを保つようにする。
押し付けると刃が摩耗しやすく、キックバック(跳ね返り)の危険がある。
- 動かし方
「右から左」へ刈り払い、その反動で「左から右」へ戻すリズムで動かすと効率的。
- 進み方
一度に広い範囲を刈らず、半歩ずつ前進しながら少しずつ進めると仕上がりがきれいになります。
草刈機の使い方で覚えたい注意点

草刈機は一歩間違えると事故につながるため、作業中は特に注意が必要です。
以下の5つのポイントを意識すると、安全かつ効率的に草刈りができます。
草刈機の使い方で覚えたい注意点
- 刈る方向と立ち位置を意識
- 硬い茎や長い草は上から下へ
- 飛び石や破片に注意
- 周囲の安全確認を徹底
- 疲れを感じたら早めに休憩
これらを守ることで、事故を防ぎながら効率よく草刈りができます。
特に「飛び石」と「周囲の人」には細心の注意を払うことがポイントです。
刈る方向と立ち位置を意識
- 基本は「右から左」へスイング
草刈機の多くは刃が反時計回りに回転するため、右から左へ動かすと刈りカスが自分から離れる方向に飛びます。
逆に動かすと、草や小石が体に当たりやすくなるので注意しましょう。
- 常に風向きを考える
風下で作業すると、刈りカスや埃をまともに浴びてしまいます。
なるべく風上から風下に向かって作業しましょう。
硬い茎や長い草は上から下へ
- 一気に刈らず段階的に
硬い茎や長い草は、一度で根元から切ろうとせず、上から少しずつ刈り下げると安全です。
- 無理に押し込まない
無理に押し込むと刃が詰まり、エンジン停止やキックバックの原因になります。
飛び石や破片に注意
- 作業前に片付けても見落としがある
草の中に隠れた石や金属片に刃が当たると、強い勢いで飛んできます。
- 人や窓ガラスの方向を避ける
飛び道具のように飛散する可能性があるので、建物や人がある方向には刈り払いをしないようにしましょう。
周囲の安全確認を徹底
- 人が近づいてきたら必ず停止
子どもやペットが作業エリアに入ってきたら、すぐに草刈機のスイッチを切りましょう。
- 道路や隣家に近い場合
車や通行人に刈りカスが飛ばないよう、飛散防止カバーやナイロンコードを活用するのがおすすめです。
疲れを感じたら早めに休憩
- 無理をしない
草刈機は意外と重く、腕や腰に負担がかかります。30分~1時間ごとに休憩をとり、水分補給をしましょう。
- 炎天下の作業は避ける
熱中症のリスクが高まるため、できるだけ朝や夕方の涼しい時間に作業するのがベストです。
効率の良い草刈機の使い方

この章では、効率の良い草刈機の使い方を詳しく解説しています。
広範囲の草刈りはどこから始めればいい?
刃の選び方はどうすればいい?
そんな疑問もこの章で詳しく解説していきます。
効率の良い草刈機の使い方
- 草刈りの順番は外側から内側
- 作業内容に合わせて刃を選ぶ
- 定期的なメンテナンス
草刈りの順番は外側から内側
草刈りの順番は「外側から内側へ」行うのが理想です。
効率よく作業するためには、どこから刈り始めるかが重要になってくるので確認しておきましょう。
- 庭や畑の場合
まずは外周から刈り始め、少しずつ内側に入っていくと仕上がりがきれいになります。
- 斜面の場合
下から上へ進むのが基本。
上から刈ると草が足元にたまり、滑って危険です。
- 広い敷地の場合
区画を分けて作業すると効率的。
例えば「右半分→左半分」とブロック分けして進めると無駄がありません。
作業内容に合わせて刃を選ぶ
草刈機の使い方として、作業内容に合わせて刃を選ぶというのも重要です。
それぞれの刃の特徴を理解して、自分の作業内容に合わせて使い分けることによって作業効率が上がります。
ナイロンコード
ナイロンコードは、細長いナイロンを装着した草刈機で、柔らかい草や障害物が多い場所でも使いやすいのが特徴です。
軽量で初心者でも扱いやすく、地面に当てながら無駄なく草刈りができるため、仕上がりがキレイになるメリットもあります。
✔︎ナイロンコードのメリット
- 障害物が多い場所でも使いやすい
- 軽量であるため扱いやすい
- 金属刃と比較すると安全性が高い
- 仕上がりがキレイになる
✔︎ナイロンコードのデメリット
- 小石など飛散させやすい
- 粉塵が舞い上がりやすい
- 硬い雑草には不向き
- クラッチ周辺の故障リスク
✔︎ナイロンコードの使い所
- 柔らかい雑草
- フェンスや塀の周辺
- 電柱や鉄柱周り
- 庭や花壇の近く
チップソー(金属丸型)
チップソーはもっとも一般的な刃で、高速回転する円盤状の刃先に超硬チップが付いた刈刃です。
切れ味が良く硬い草や木の枝も刈ることができるため、農地など広範囲での草刈りに適しています。
✔︎チップソーのメリット
- パワーと切れ味が優れている
- 硬い雑草や木の枝まで刈れる
- 広い範囲の草を効率よく狩れる
- 刃の耐久性が高く長期間使用可能
✔︎チップソーのデメリット
- 切断時にキックバックのリスク
- 交換・メンテナンスのコスト
- 石などに当たると刃こぼれしやすい
- 振動による本体故障リスク
✔︎チップソーの使い所
- 硬い雑草の草刈り
- 農地など広範囲の草刈り
樹脂刃
樹脂刃は、樹脂でできた小型ナイフのようなブレードを取り付けるタイプで、樹脂の刃がリールを中心に高速で回転することで草を切断する仕組みになっています。
金属刃に比べて静音性に優れており、キックバックが起こりにくいといったメリットもあります。
✔︎樹脂刃のメリット
- 金属刃に比べて静か
- キックバックが起こりにくい
- 交換がしやすくコスパがいい
- 太い雑草も刈れる
✔︎樹脂刃のデメリット
- 消耗が早く頻繁に交換が必要
- 太い草を刈ると絡まりやすい
- 摩耗が早く広範囲には不向き
- 硬い障害物に当たると破損しやすい
✔︎樹脂刃の使いどころ
- 庭や軽作業などの小規模の草刈り
- 騒音を抑えたい作業の時
このように刃の種類によって特徴が異なるため、草刈機の使い方や使う場所によって効率が変わってきます。
基本は「チップソーでメイン作業」をして「ナイロンコードで仕上げ」の組み合わせがおすすめです。
定期的なメンテナンス
草刈機の使い方で意外と見落としがちなのが、定期的なメンテナンスです。
面倒だと感じる方もいると思いますが、刃を研いだり燃料やコードをチェックするだけで、草刈機の寿命を伸ばすだけでなく、作業効率も大幅にアップします。
草刈機の使い方として以下の5つのメンテナンスを意識するようにしましょう。
使用後の清掃
草刈機を使った後は、刃やカバーに付着した草や泥をブラシやエアブローで取り除くようにしましょう。
水洗いする場合は、エンジンやモーター部分にかからないように注意が必要です。
水洗い後は乾拭きをして、防錆ケアをすることで長持ちします。
刃の点検と研磨
金属刃は定期的に研磨することで切れ味を保つことができます。
ナイロンコードは摩耗が早いので、短くなったら早めの交換がおすすめです。
燃料・オイルの管理(エンジン式)
混合燃料は長期間放置すると劣化するため、使い切るのが理想です。
また、定期的にプラグやフィルターもチェックして交換するようにしましょう。
バッテリー管理(電動式)
電動式の草刈りを使った後は必ず充電しておき、長期間使わない時は半分程度の充電状態で保管するのが理想です。
また、高温や直射日光を避けて保管するのが寿命を延ばすコツです。
ネジや部品の緩みを確認
草刈機を使用していると、振動によってボルトやナットが緩むことがあります。
安全性を保つためにも、定期的に増し締めを心がけましょう。
草刈機の使い方でよくある失敗談

この章では、草刈機の使い方でよくある失敗例を紹介していきます。
初心者さんほどよくやりがちなテーマなのでよく確認しておきましょう。
無理な姿勢で作業する
草刈機の使い方の失敗例としてよくあるのが、無理な姿勢で作業するです。
腰を曲げたまま作業してしまうと、腰や腕に負担がかかり、余計疲れやすくなってしまいます。
草刈機は基本的に「肩から腰の高さ」で水平に構えた使い方が理想です。
刃の選び方を間違えている
草刈機の使い方でよくある失敗2つめは、刃の選び方を間違えるです。
金属刃でブロック塀やフェンス沿いを刈ろうとして刃を消耗させるといったように、ナイロンコードを使うべき場所で金属刃を使ってしまうパターンがよくあります。
場所によって適切な刃に切り替えることで作業効率が上がり、刃の消耗を抑えることができます。
石や異物を確認せずに刈る
草刈機の使い方でよくある失敗3つ目は、石や異物を確認せずに刈るです。
石や異物を確認せずに作業すると、石や木片に当たり刃が欠けたり、弾かれて怪我につながる恐れがあります。
また、近くに止めてある車のガラスが割れるなどのリスクもあるため作業前には必ず草むらの中を確認することが大切です。
スロットル全開で長時間作業する
草刈機の使い方でよくある失敗4つ目は、スロットル全開で長時間作業するです。
常にフル回転で使うと燃費が悪く、エンジンにも負担がかかります。
草の種類や密度に合わせて回転数を調節するのが草刈機を使うコツです。
背の高い草を一気に刈ろうとする
草刈機の使い方でよくある失敗5つ目は、背の高い草を一気に刈ろうとするです。
早く終わらせようと背の高い草を一気に刈ろうとすると、草が絡まる原因に。
50㎝以上の長い草は倒れながら刃に絡まってしまうので、2段階で刈るようにすると効率よく作業ができます。
まとめ:草刈機の使い方を覚えると作業効率が上がり壊れにくくなる!
今回は草刈機の使い方について、詳しく解説していきました。
草刈機は一見ハードルが高そうですが、正しい使い方を知れば初心者でも安心して操作できます。
今回紹介したポイントを簡単にまとめると以下の5つになります。
草刈機の使い方ポイント
- しっかり準備する
- 正しい姿勢で行う
- 周囲の安全を確認する
- 効率よく刈る工夫をする
- メンテナンスを怠らない
安全に気をつけながら、庭や畑をすっきりきれいに仕上げましょう!
✔︎まとめ
- 草刈機の使い方を覚える前の予備知識
【草刈機の種類】
・エンジン式、バッテリー式、コード式の3種類
【必要な服装・装備】
・保護メガネ、手袋、長袖長ズボン、安全靴を準備
【草刈りベストタイミング】
・季節的なタイミング
6〜7月、9〜10月、11〜12月
・時間的なタイミング
7〜10時ごろ、16〜18時ごろ
・天候的なタイミング
晴れの日、曇りの日
- 草刈機の基本的な使い方
【使う前の準備】
・燃料、バッテリーの確認
・刃やナイロンコードの確認
・作業環境の確認
・服装、装備の準備
【始動方法】
・エンジン式:チョーク→プライマーポンプ→スターター
・充電式:スイッチを押す
【基本動作】
・腰の位置で安定させる
・腰を使い左右にスイング
・地面から少し離した位置
・半歩ずつ前進しながら進む
- 草刈機の使い方の注意点
・刈る方向と立ち位置を意識
・固い茎や長い草は上から下
・飛び石や破片に注意
・周囲の安全確認を徹底
・疲れを感じたら早めに休憩
- 効率の良い草刈機の使い方
・草刈りの順番は外から内へ
・作業内容に合った刃を選ぶ
・定期的なメンテナンス
- 草刈機の使い方の失敗談
・無理な姿勢で作業する
・刃の選び方を間違えている
・石や異物を確認せずに刈る
・スロットル全開で作業する
・長い草を一気に刈る
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