皆さんは野菜を育てようと思った時、まずは種を購入するかと思いますが、実際に使いきれずに結構な量が余ってしまったなんてことはないでしょうか?
また、種には保存期間があり、期間が過ぎてしまうと発芽率が下がってしまうので適当に保管すればいいというわけでもありません。
では余った種はどうしたらいいでしょうか?
今回は誰もが一度は直面したことがある、余った種どうする問題を詳しく解説していきます!
・来年も使いたいけど、どうやって保管すればいいかわからない
・自分の保管方法があっているのか確かめたい
・余った種を有効活用したい
これらの悩みを持っている方は要チェックです!
余った種の保存のコツ
余った種の発芽率を落とさず良好な状態で保存するためには、発芽率低下の原因となる以下の4つの要素を遮断することが重要です。
・光(紫外線)
・酸素
・水分(湿度)
・高温
これら四つの要素を遮断すれば長期間の保存が可能となります!
では実際にどうしたらこの四つを遮断できるのか?
余った種の保存の仕方
結論:ジップロックに種の袋ごと入れ、乾燥剤を入れ冷蔵庫にて保管
この方法で保管すれば、発芽率低下の原因となる光・酸素・水分・高温を遮断することができます
手順1:ジップロックに種の袋を入れる
種の袋の口をあらかじめセロテープやビニールテープでしっかりと塞ぎ、ジップロックに種の袋ごと入れる。
手順2:乾燥剤を入れる
ジップロック内の水分を吸収させるため、乾燥剤をジップロックに入れる。
手順3:空気を抜いて密閉
手でジップロック内の空気を可能な限り押し出して密閉する。
手順4:冷蔵庫に保管
冷蔵室か野菜室にて保管。
誤って冷凍庫には保管しないように注意しましょう。
手順5:定期的に乾燥剤を交換
乾燥剤は、湿気を吸うと吸湿効果が落ちてしまうため、乾燥剤が膨らんできたら定期的に新しい乾燥剤に交換しましょう。
これらの手順を守り正しく保存すれば数年間保管してもほとんど発芽率は低下しません。
種を保存する時の注意点
保存する時は、以下の3つのことに気をつけましょう。
・頻繁に冷蔵庫から出し入れしない
・保管した種は使用前に室温に戻す
・冷凍庫に保管しない
頻繁に冷蔵庫から出し入れしない
温度変化の連続によって種が劣化することがあります。
保存した種を冷蔵庫から取り出す際は必要な種だけをジップロックから素早く取り出すようにし、残りは室温に戻る前にすぐ冷蔵庫に戻すようにしましょう。
保管した種は使用前に室温に戻す
種が冷えた状態で空気に触れると結露し大量の水分が種に付着してしまいます。
冷蔵庫から取り出した種の袋はすぐに開封せず、完全に室温に戻してから閉じたビニールテープを剥がして使うようにしましょう。
冷凍庫には保管しない
誤って冷凍庫には保管しないようにしましょう。
0℃以下では種子の内部に含まれる水分が細胞内で結晶化・膨張して細胞構造を壊し、発芽しなくなる可能性があります。
野菜の種が余った時の選択肢
保管方法以外にも余った種どうする問題に直面した時の選択肢は以下の4つがあります。
・保存する
・破棄する
・友達にあげる
・メルカリに出品
保存する
来年、再来年も使いたいと考えている方は保存しましょう。
長期間の保存になるので今回の記事をしっかり読んでコツを掴んでおきましょう!
破棄する
もう使う予定がなくもったいないと感じない方は、廃棄しましょう
もし、次の年にまた同じ品種を育てたくなった場合でも、新たに買い直すことで、種の品質が原因となる問題を確実に回避できます。
友達にあげる
菜園仲間がいる人は友達にあげたり交換するというのも一つの選択肢です。同じ品種を育てる事で話も弾みますし、絆を深めることもできますね!
メルカリに出品
捨てるのはもったいない、いろんな野菜を少量ずつ栽培したいという方は、メルカリなどフリマサイトを活用しましょう!
家庭菜園やプランター栽培の規模だと栽培出来るスペースが限られてきますので、多品目少量がやりたい!という方も少なくないと思います。そういった方が多くいるということは、余った種も売れやすいということでもあるので効率重視の方はぜひ出品してみてください!
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事を読んで、余った種の正しい保管方法や余った種の活用方法などが分かったと思います。
ぜひ参考にしてみてください!