現在、副業時代において
『せどり』や『youtube』などあらゆる選択肢があると思いますが、兼業農家という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?
農家と聞くと一気にハードルが上がる方もいるとは思いますが
手間がかからず初心者の方でも比較的簡単に栽培できる野菜や、小さな面積でもたくさん収穫できる野菜もあり、やり方次第では十分に副業になり得ます。
また、野菜を作れるようになれば、収益目的の副業だけでなく、自給自足といった選択の幅が広がるのも魅力的です。
自給自足は節約にもなるし憧れますよね!
今回はそんな兼業農家について詳しく解説していきたいと思います!
ぜひ最後まで読んでみてください!
兼業農家とは?
そもそも兼業農家とは『世帯員の中に兼業従事者が一人以上いる農家』のことを兼業農家といいます。
また、兼業農家にも種類があり主に以下の二つに分類されます。
・第一種兼業農家
・第二種兼業農家
第一種兼業農家とは?
【農業所得を主とする兼業農家】
農業での所得がメインで空いた時間に他の仕事を行い副業収入を得ている方を指します。
第二種兼業農家とは?
【農業所得を従とする兼業農家】
普段はサラリーマンなどで安定したメインの収入があり、週末など空いた時間で農業を営んでいる方を指します。
兼業農家の始め方
兼業農家の始め方は以下の4ステップになります。
①農地を確保する
②育てる作物を決める
③種子や肥料・農機具を揃え栽培を開始
④知識不足の時は研修を受けてみる
では詳しく解説していきます!
①農地を確保する
農作物を育てるためにまずは農地を確保しましょう。
農地確保のパターンは以下の3つになります。
・自分の農地で始める
・地主から借りる
・貸し農園サービスを利用する
自分の農地で始める
もし親から相続した農地があればいつでも農業を始めることができます
販売ルートや、農機具なども一緒に引き継いでいるならなお始めやすいでしょう。
しかし、もし放置された農地だけを受け継いだのであれば、一からのスタートになるため農機具や販売ルートなどあらゆる準備が必要になってきます。
まずは草刈りをして農地を耕し野菜作りの基本である土づくりをしっかりと行いましょう。
土作りについてはこちらの記事で詳しく解説してます!
→土づくり
地主から農地を借りる
副業で農業を始める場合に地主から農地を借りるという方法があります。
しかし、個人が農地を借りて農業を始めるには、一定の条件をクリアして農業委員会から許可を得る必要があるため注意しましょう。
農地を借りるために必要な条件の一例
・農地所得者が年間150日以上農作業に従事する
・農地面積の合計が原則50a以上である
・機械や労働力などを効率的に利用する営農計画を所持
・水利調整や農薬などで地域に迷惑をかけない
これらの条件を満たさないと地主から農地を借りることができないため、正直なところ週末農業などの副業レベルではかなりハードルが高いのかなと思います。
なのでこの方法は本格的に事業として農業を始めたい方が向いているといえるでしょう。
市民農園やシェア畑で始める
手軽に副業として農業を始めたい方は、市民農園やシェア畑などの貸し農園を利用しましょう!
市民農園とは?
農機具、肥料、種苗などは自分で準備しなければなりませんが、レンタルで農地を確保することができます。
地域や使用開始日によって費用は異なりますが、約10〜20㎡を年間2,000円程度から借りられるので安価に始めることができます。
知識と技術が備わっていて自由に栽培したい方におすすめ
シェア農園とは?
市民農園とは異なり、農器具、肥料、種苗などあらかじめ準備されていることに加えて、農業講習も行っています。
年会費10,000円が必要になる場合や、区画費用が年間60,000円程度かかる場合もあり、市民農園よりかなり多くの費用がかかります。
その分あらかじめ農業導入設備が整備されているので、初心者でも気軽に安心して始めることができますよ。
野菜作り初心者の方や気軽に野菜を育てたい方におすすめ
②育てる作物を決める
農地を確保したら、次は育てる作物決めましょう。
副業としてしっかりとした収入を得たいのであれば単価の高い野菜を選ぶことが重要です。
また初心者の方は手間がかからず、作付け面積も小さくて育てやすい野菜から始めてみることをお勧めします!
③種子や肥料・農機具をそろえ栽培を開始
育てる作物が決まったら種子・種苗を購入しましょう。
初心者の方であればいきなり大きな農機具を買う必要はないので、なるべくコストを抑えつつ、副業として継続できるようにしていきましょう!
④知識不足の時は研修を受けてみる
知識が足りないと感じる場合は自分で調べたり、研修を受けたりして知識と技術を磨きましょう。
また、農家を本業とする方々や農業関連の会社でアルバイトするといった方法もおすすめです。
この方法であれば働いた分確実に収入を受け取れ、なおかつ知識も得ることができるので一石二鳥ですよ!
兼業農家のメリット
では実際に兼業農家になることによってどんなメリットがあるでしょうか?
さまざまなメリットがあると思いますが、今回は厳選して3つ紹介していきたいと思います!
兼業農家のメリット①マイペースにできる
農業は市場相場や天候によって収入が安定しない場合があり、これらの対策をしていかないと、専業農家の場合は生活に直結してしまいます。
ですが、兼業農家であれば生活がかかっていない分、精神的な余裕があり、試行錯誤しながら自分に合った野菜作りができるというのも一つのメリットだといえます。
難易度が高い無農薬や有機栽培に挑戦できる!
兼業農家のメリット②自分の好きな野菜を育てれる
専業で農業を始める時、どの野菜を販売するか考えると思いますが、やはり真っ先に高単価な野菜や稼げる野菜を選ぶと思います。
そういった中で本当はこの野菜が好きだけど単価が安い、などといった理由から断念した方もいると思います。
ですが、兼業農家なら安定した収入が既にある状態からのスタートなので、どの野菜を育てるか選択の幅が広がります。
食べたい野菜好きな野菜で勝負できる
兼業農家のメリット③リフレッシュできる
普段デスクワークなどで自然と触れ合う機会が少ない方には、このメリットはかなり大きいのではないでしょうか?農作業をするだけで日々のストレスや運動不足を解消することもできます!
土の感触、風の音、照り輝く太陽、リフレッシュできること間違いなしです!
兼業農家のデメリット
魅力的に思える兼業農家ですが、デメリットもあります。
・初期費用がかかる
・モチベーションの維持が大変
・休みがとりづらい
兼業農家のデメリット①初期費用がかかる
農業を始める場合、土地・種・農器具などあらゆる初期費用がかかります。
もちろん規模や自分の土地があるかないかでも金額は変わってきますので
収益化させるまではよく考えてからスタートしましょう。
収益化に向けて計画的な運営が必要
兼業農家のデメリット②モチベーションの維持が大変
兼業農家の場合、本業が忙しくなった時に農作業ができなくなったり、最適な収穫時期を逃してしまったりと、なかなくまくいかないことが積み重なり『もういいや』とモチベーションが下がってしまう方もおられると思います。
兼業農家をやるにはそれなりの時間と覚悟が必要
兼業農家のデメリット③休みがとりづらい
単純に働く時間が増えるので休みを取る時間が減ってしまいます。
もちろん育てる野菜にもよりますが、閑散期以外での休みはとりづらくなるといえます。
肉体労働であるため休みが減る
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は兼業農家について詳しく解説していきました!
今の時代、様々な副業の形がありますが、これを機に兼業農家というのも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
是非参考にしてみてください!
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