野菜を育てていく過程で『間引き』という行程があります。
そもそもなぜ間引きを行うのでしょうか?
せっかく発芽したのに引き抜いてしまうのはなんだかもったいない・・・
そう思った方も多くいると思います。
今回はそんな間引きの必要性、注意点などをお話しいていこうと思います。
間引きの目的
結論から言うと
『生長がいい株に栄養を集中させる』
といった目的があります。
また、間引きをすることで通気性や日当たりが良くなったり、たくさん生えた根の衝突や密集を防ぐことで病気や害虫の被害を減らすといった目的もあります。
・栄養を集中させる
・通気性upや病害虫の予防
この話を聞くと、じゃあそもそも種をたくさん撒く必要ないのでは?
と思う方もいると思います。
僕も最初の頃はそう思っていました!
ですが、これにはちゃんと理由があり種には発芽率というものがあります。
種をまいたら全ての種が必ず発芽するというものではなく、
発芽したとしても奇形のものや元気がなかったりとそれがいい芽だとは限りません。
なので、数粒種をまいて発芽した中からいい芽を選び栄養を集中させていくといった流れが理に適ったやり方だと言えます。
また、いくつか芽が出てお互いに切磋琢磨させ生長を促す意味合いもあります。
・種には発芽率がある
・種まき→厳選→栄養を集中
・競争させ生長を促す
間引く苗の選び方
どの苗を間引いたらいいのか迷った時は以下のポイントが目安となります。
・他よりも遅く芽が出た
・他の株に比べて小さい
・茎が細くて弱々しい
・葉の色が薄い、変色している
・病気や害虫の被害にあっている
これらのことを意識しつつ最終的に残す株、適切な株間などもイメージするとどの苗を間引いたらいいかがわかってくると思います!
間引きをする時の注意点
間引きをする時の注意点は以下の2つになります。
・育てる野菜によって間引きのタイミングや量が異なる
・間引きを行う際は他の苗を傷つけないように丁寧に行う
例えばニンジンの場合
乾燥した環境だと生長しにくくなり、ある程度育つまでは株が密集した状態を好みます。
そのため間引きし過ぎると風通しが良くなり乾燥することで逆に生長を妨げてしまう可能性があるので植物に適した間引きをするという事も重要だと言えます。
また間引きをする時はとても傷つきやすい状態になりますので、間引く際は慎重に行いましょう。
移植のやり方
間引いた苗は他の場所に移植することで育てることができます!
やり方は簡単で間引いた苗をそのまま育苗ポットや他の土に植えるだけです。
この時、苗が倒れないようにしっかりと土を寄せておきましょう。
割りばしなど棒状のものでやるとやりやすいですよ!
ダイコンやニンジンなどの根菜類は移植できないので注意しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
間引きをすることによって、
などのということがわかりました。
また間引きをする際の注意点は
といったことも分かったと思います。
もちろん間引いた苗には栄養もありそのまま食用としても可能ですので
サラダやお浸しなどにして食べてみてください!
これは実際にニンジンを育てた時に間引いたもので、サラダやかき揚げにして食べました!
めっちゃおいしかったです!